害虫の気持ちが分かるようになりました

ゴキブリの気持ち

人は生きていると、徐々に寛大な気持ちになってくるものです。子供の頃であれば考えつかなかったような人の気持ちや、もしかすると人以外の気持ちについても理解が及ぶようになるかもしれません。私も30歳を超えて、ある程度の年齢になってきましたので、それなりに色々な存在の気持ちへの理解力を持てるようになってきた気がします。そんな私が最近感じているのは、害虫の気持ちが分かるようになったということです。そんな害虫の気持ちまで分かるようになったら、ある意味で人生を達観しているようなところまで来たのかもしれませんが、現実にその気持ちがわかるようになりました。

害虫は私たち人間にとってはかなりの害悪をもたらす存在です。そのため、人間の側からしてみると絶対に許せないですし、すぐにでも殺してやりたいと考えてしまうのも無理はないでしょう。しかし、自分自身が害虫の立場であればどうか?ということを想像すると、あることに気がつきます。
(参考:害虫を駆除すると生活はかなり快適になるはず

それは「害虫も生きるために必死で動いている」ということです。私たちも日々の生活を、必死で仕事しています。それは1日3食を食べるためであり、そして安定した住居に住み続けるためです。ということは、私たちもまた害虫と同じように生きるためにただひたすらに動き回る動物にすぎません。そう考えると、害虫も私たち人間も同じで、目的はただ生きるために必死なのだということが理解できるでしょう。そんな想像をすると、害虫の必死さ、生きるための強さが分かるようになりました。

ただ、害虫の気持ちが分かるようになったからといって、害虫を駆除しないということにはいきません。かわいそうであるという同情心はあるものの、害虫は私たちが生きて行く上では邪魔な存在ですし、もしかすると私たちの命を脅かす威力も持っています。そのため、どれだけ気持ちを理解したとしてもそれに感化されることなく駆除は行っていくつもりです。